夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

島国根性のグローバル化について。

大陸文明は、普遍主義・理念主義・本質主義・超越主義などを基盤とせざるをえない傾向を持ちます。陸続きで侵略や略奪が横行し、革命や政変が伝播しやすく、政権を維持するためにもそれを打倒するためにも、超越的な神・理念・価値を絶対的に必要とするのです。
群島の文明と大陸の文明 小倉紀蔵 PHP研究所

この日本に住んでいると、いわゆる大陸的な感覚と自身がずれている感じを持ち、残念な気持ちになってきた。

あるいは自らを「ガラパゴス的」などと揶揄し、仕方がない、と残念に自らを納得させてきた。

だが、それは、ここ島国に過ごす以上、ごく自然な、当たり前のことであったのだ。

それはいわば、「隣の芝は青い」状態、我が家は我が家の状況で、物事を処理するしかない、ということなのだ。

日本ではだから、超越神はいらない。八百万の神がいい感じなのだ。

他とにたような感じで、実績を踏襲し、なんとなく結果を導いてゆく。

 

基本がこの路線だろう。

もちろんその路線が、どうしようもなく世界で役に立たなくなることがある。今はWEBで嫌が応でも「グローバル化」してしまうので、先行きこの路線では無理なのかもしれない。

だが、無理であっても、日本という場所によるDNAがそのことを密かに「是」と判断すること、そしてそれがどのように「グローバルに対応できない」のかを、逃げずに考えて、対応してゆかねばならないだろう。

(苦手分野ですねえ。。。)