夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

コレクター心理。

何か1つのゴールを達成してしまうと、そのプロセスでこれまで夢中だったものが、とりあえず熱が冷めてしまう。

勝間和代さんがそうおっしゃっているのを読んで、深く納得したので、ここに備忘で転記しておく。

物を獲得すること(それは例えば人の歓心であったり、物であったり、資格のようなものであったり、いろいろであろうが)、それを行っている過程こそが、それだけが唯一の楽しみである、と極論することもできるだろうか。

得る、ことは進歩にも似る。

生命は進歩をいつも、本能的に求めるものなのかもしれない。

 

この言葉を読んで思い出したのが「紀州ドンファン」こと野崎幸助氏の事件である。

下世話で出羽亀な気分となってしまう事件であり、勝間さんの気づきに連動して想起するのはどうかとも思うのだが、

野崎氏はたぶん「女性にもてる」というゴールを多数設定して、それをいわゆる「資産」でショートカット的に達成しては、次のゴールを求めてしまったのではないだろうか。

これは女性の歓心を得ることをものに例えることになるかもしれないが、いわゆる「コレクター」心理にも通じる気がする。

欲しい、と思うターゲットを設定して、それを探して「お得に」(名古屋的表現であれば「おねうちに」)入手できることに血道をあげる。

こうした「コレクター心理」、私もものを集めてしまうほうなので、実はよくわかる気がするのである。

そして入手してしまうと、それを「じっくりと愛でる」ことができず、次にいきやすい。

だが「知足」、あるものを改めて見つめて満足する、ということが、古来から言われるコレクター心理への処方箋、となるだろうか。

(いやあ、つい集めてしまいます。。。)