夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

生きるために必要なもの。

なぜ私たちにもっと収入や休暇が必要かというと、収入があればより自分にとっての価値を満たせるような幸せな経験を得やすくなりますし、休暇があれば自分が求める体験を仕事以外にすることができるようになるからです。
勝間和代

ここで勝間さんがおっしゃる「収入」と「休暇」の意味であるが、

 

正確な表現は忘れてしまっており、いささか今では誤解を生む表現かもしれないが、

幸せは、両手に女、前に酒、後ろに柱があること、という意味の狂歌をどこかでよんで深く納得したことがある。

 

また、チャップリンの言葉でこれも正確ではないが、人生で必要なものは愛と勇気とサムマネー、といったようなことを言っていて、これにも深く納得した。

 

前段の狂歌では、人間の本質的な欲求を卑近かつ身もふたもない欲望の吐露のような体で申し述べているところが秀逸だ。

 

性欲、食欲および遊戯欲、生存できることの安定性、といったものがあって、ひとは初めて安らぐことが出来るだろう。

 

いわゆる「衣食足りて礼節を知る」というやつだ。これが逆になることはほとんどないだろう。あった場合、その者は「聖者」である資格があるだろう。

 

チャップリンもほぼ同じことを言っている。孤独と人生を切り開く胆力、それを実現するための「サムマネー」。これはその時持っている金、というよりは、生きていくのに必要最小限の金、と私は理解している。

 

勝間さんのおっしゃる「収入」や「休暇」は、組織に属するにしろ、自ら経営するにしろ、収入、とは将来生存することができそうな金を手にすることができそうだ、という感覚のことで、休暇とは、その収入を得るための責務があり、それを堂々と中断してよい権利、そしてそれが終わればまた仕事に戻ってよい権利、ということができるだろう。

 

不安があると、諸事考える心の余裕がなくなる。これは私も日々の仕事でいつも感じることだ。

 

なかなかそういう環境や境地には、達することが難しいのだろうが、なんとか自身でも目指していきたい、と思っている。

 

(難しいですね。。エゴについて考えることも、その時必要かもしれません)