宇宙、はなぜ誕生したか。
この問いには、誕生前の宇宙(たぶん無)から、現在の地球含めさまざまな物質のある宇宙とが違っていて、なんらかの境界をへて変化したのだろう、という前提がある。
そうでなくて、無(である宇宙)と今の宇宙との差異はない、とみる。
境界はない、と見るのである。
おなじ、これ。
生きている自分、とたとえば目の前のコップ。
ここにも差異はない。同じ。
生きている、は無い。
生命は無い、は無い。
全てが一。
何もなくて、全てある。
今、はここにある。
今、この瞬間、を抱く。
愛しい、という思い。
それは今生きていて、死ぬから持つ思いなのか。
そうではない。
生きるも死ぬも宇宙も自分も無くてある。
すべてが、一。