イマジナシオンとは、視覚世界から画家が受けるショックを、絵によって、再び視覚世界にむかって抵抗する能力にほかならない。
”フランスの画家たち” 「スーラの素描」より
洲之内徹 気まぐれ美術館 P.315 新潮文庫
- 作者: 岡鹿之助
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- 発売日: 1968
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いわば目から入った情報、及びそれに伴い内面で興った個人的な感情を付与した上で、絵として変容させて現出させることが、絵というものである、ということだろう。
考えると当たり前のことだ。だが、画家は無意識でそのことを行っている。
世界と神の実証とは。
ことばのように、実に不可能で微妙で、自然と精神から生まれたもの。(後略)永遠不変と見えるものがあること。
ヘッセ ”幸福論”P.42より
”兼好にとって徒然とは、「紛るる方なく、ただひとり在る」幸福並びに不幸を言うのである”
哲学の本質は、「難問に回答することではなく、難問の下にアンダーラインを引くことである。」 レヴィナス
内田樹 ”ひとりで生きられないのも芸のうち” P.136
- 作者: 内田樹
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