夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

イマジナシオン。

イマジナシオンとは、視覚世界から画家が受けるショックを、絵によって、再び視覚世界にむかって抵抗する能力にほかならない。

 
 ”フランスの画家たち” 「スーラの素描」より
 洲之内徹 気まぐれ美術館 P.315 新潮文庫

いわば目から入った情報、及びそれに伴い内面で興った個人的な感情を付与した上で、絵として変容させて現出させることが、絵というものである、ということだろう。

考えると当たり前のことだ。だが、画家は無意識でそのことを行っている。


世界と神の実証とは。

ことばのように、実に不可能で微妙で、自然と精神から生まれたもの。(後略)永遠不変と見えるものがあること。

ヘッセ ”幸福論”P.42より


”兼好にとって徒然とは、「紛るる方なく、ただひとり在る」幸福並びに不幸を言うのである”

小林秀雄 徒然草 より


哲学の本質は、「難問に回答することではなく、難問の下にアンダーラインを引くことである。」 レヴィナス

内田樹 ”ひとりで生きられないのも芸のうち” P.136

ひとりでは生きられないのも芸のうち (文春文庫)

ひとりでは生きられないのも芸のうち (文春文庫)