夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

時間を忘れる、時間を離れる。

活動と時間がセットである、 という認識はいつ得るのだろう。 自分、という意識、いわゆる自我意識が”芽生える”3歳ころだろうか。 子供に親は、”この世でのルール”の一番めのこととして 時間内にこれをやるべし、 時間内に起きましょう、 食べましょう、 寝…

引き続きエックハルト&池田さん。

エックハルトは、神と神性を区別した。 神性の内にあるすべてのものは一つである。そして、このことについては何も言うべきことはない。神は用(はたら)きたもう。しかし、神性は用かぬ。 鈴木大拙 神秘主義 p.34 エックハルトからの引用部 エックハルトに…

エックハルト。

鈴木大拙「神秘主義」より。 大拙が”東西の探究者の霊性の場の出逢い”として引いた エックハルトの思想をまずは引用する。 P.12以降。エックハルトは伝道の書の中より次の一文を引用し解釈する。 「生前、彼は神を喜ばせ、義人とせられた」。 「生前」とは一…

神秘主義。

神秘主義 キリスト教と仏教 (岩波文庫) 作者:鈴木 大拙 発売日: 2020/05/16 メディア: 文庫 この度発行された、鈴木大拙の”神秘主義”がMAZONから届いた。 個人的になぜか大拙ブームがやってきており、名著“禅と日本文化”を入手した勢いで、 最近(2004年…

コロナとオウム。

夏目漱石、草枕 を キンドルの無料インストールで入手して、読み始めた。 まずは漱石、いままでほとんど読んだことはない。 もっと他に読む本がある。 ずっとそう思ってきた。 国語の授業で筆者名と作品名を覚えなければいけない時点で、 それが”おしつけら…

禅と大拙。

禅と日本文化 を読みだした。 禅と日本文化 (岩波新書) 作者:鈴木 大拙 発売日: 1940/09/01 メディア: 新書 そもそも本書は翻訳書である。 アメリカに渡り、何年もアメリカで暮らした大拙が、 アメリカ人の禅との(たぶん)初邂逅のための手引きとして 英文…

音、とはなにか。

音。 生きていること。 これは今、昨日の鈴木大拙のことばでいえば”即今”。 すなわち、今、を実感できるものごとだと思った。 音はもちろん、たとえば擦過音だったりすれば 鳴る、原因はある。 死にいたるには、苦しみがあるのかもしれないが、 苦しみは死、…

生きながら、死人になるとは。

生きながら死人となりてなりはてて 思いのままにするわざぞよき 至道無難禅師 臨済宗(1603-1676) 鈴木大拙(本名貞太郎)が折に触れ引用された言葉という。 この言葉を聞いて思い出したのは池田晶子さんのことば。 死とはなにか、を正面から見据えて問われ…