いま、この、現在は絶版にして古書価格であれば１万円を下ることはないと思われる貴重な本を読んでいる。最後からひとりめの読者による埴谷雄高論 (文芸叢書)作者: 池田晶子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1987/08メディア: 単行本 クリック: 3回この…

”ジジイ殺し”という言葉がある。いささか不穏当なコトバかもしれないが、大体は当のジジイ、あるいは”殺されてはいないが、殺されているジジイの近くにいるジジイ、あるいはジジイではあるが自分はまだジジイとは考えていない”ジジイから、ある種の揶揄を含…

ピーター・シス作、”生命の樹”を読む。進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンの生涯を描いたものだ。 大変に興味深い内容であった。生命の樹 チャールズ・ダーウィンの生涯作者: ピーター・シス,原田勝出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2005/06/16メディア:…

オルテガの”大衆の反逆”を読んでいる。実はこの本、1年ほど”積読”状態であったのだが、ふと通勤カバンに放り込んで数ページを読んでみると、これはただ事ではないぞ、というほどの衝撃を受けたのであった。なぜ、それほどに？自ら訝るほどの衝撃をこの本から…

だいぶ暖かくなってきた。そんなことは、生物たる僕の体が寒さに備えてピリピリしていたのだ、ということに、そのときはそう思わなくても、たとえば風呂に入っているとき心と体に力が入っていないことにふと気が付いて、ああ、何と力が入っていたことか、と…

３Ｄ プリンターなるものが発売されたようだ。プリンター、という表現はちょっと違和感があるが、要は３次元データから立体を作り上げるもののようだ。成型機とでもいおうか名前は”ＥＤＥＮ”。かのエデンの園から取ったのであろうが、これはこれからの人類の…