夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

常識について。

”デカルトは、この最初に出した、いちばん大事な著作を、なぜ、ラテン語という当時の学問語を捨てて、日常フランス語で、しかも匿名で書いたか。””なぜフランス語で書いたかについて、デカルトは、この本の中で、こう言っている、「古人の書物ばかりありがた…

秋。

薄曇りの空を見ながら、川沿いへ向かった。自転車のキイを排水溝の金属のカバー越しに落としてしまう。そこには、移動防止に金属製のネジがあり、持ち上げて取り出すことが出来ない。予定外の事態に仕方なく家まで歩く。川沿いを歩くはずが、街の路地を縫っ…

夜明け。

このブログ、一番初めに書いた文章は、早朝の川沿いの散歩のことであった。今、季節外れの予定外の休暇の中にいる。今週一杯休みで、来週も祝日が2日。子供がインフルエンザに罹ったので、会社からは”念のため1週間は出社に及ばず。”いささかとまどうが、会…

池田晶子さんとの共通点。

厠上にて、池田晶子さんと自分との共通点がひとつあることに改めて思い当たった。ラッシー、である。池田さんがラッシー好きでダンディ君を飼ったのは著作で明らかであるが、僕も大好きだった。小学校の卒業論文の”将来なりたい職業”になぜか”大きな犬を飼う…

読書の本当の愉しみとは。

”小説を創るのは、小説の作者ばかりではない。 読者も又、小説を読むことで、自分の力で作家の創る所に協力するのである。 この協力感の自覚こそ、読書の本当の楽しみであり、こういう楽しみを得ようと努めて読書の工夫は為すべきだと思う。いろいろな思想を…

がんばり地獄とずるさ狩り。

日本社会は、絶え間の無いイス取りゲームで、ひたすらがんばり続ける”がんばり地獄”の中にあり、それはとても辛いから、ちょっとでも楽をしているように見える人間をひきずり下ろそうという心理が働く。それが”ずるさ狩り”であり、いまならさしずめ公務員狩…

古典。

クラシックはラテン語のクラシクスに由来し、クラシクスは「艦隊」を意味するクラシスから派生した形容詞だ。クラシスはローマの危機に際し国家のために艦隊を寄付することのできる富裕で国家に役立つ人のことだった。 それを人間に移しかえ、「人間が人生の…

自分と他人とが同じ、とはどういうことか。

ネット上に、池田晶子さんが”自分と他人とは同じ”といっているのは、どういうことか、という疑問が出されていた。疑問への回答期限は過ぎていたが、では期限内であれば答えを書き込んだかどうか。正直わからない。 だが、妙に心に引っかかるものを感じ、数日…

書く。

子供の頃は、文章を書く、ということとは縁遠かった。普通は宿題で読書感想文、学校全体で懸賞に応募、といった機会があるのだろうが、余り記憶にない。どちらかというと、そのパッションは絵を描くほうに行っていたようだ。絵を描く動機と、文を書く動機は…