夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

検印は本当に作者が押したのか。

開館早々の図書館へ行った。開館直前は、ドアの前で待っている人々がたくさんいて、その中に入るのはちょっとイヤな気がして、車の中で足を伸ばした。3-4分くらいか。最近はまっている、絵本関係、ユングの借用期間延長。2つの手提げがいっぱいになった。帰…

有るとは何か、さて生きるのは誰なのか

元古本屋の作家、出久根達郎氏の本を読んでいて、”棚を作る”ということを知った。古本屋は自らの嗜好に合った本棚を作るため、新刊本を購入し、自分の店に1−2割引で並べていたという。 無論赤字である。客への還元である。店を好きになってもらいたいがた…

手塚治虫、宮崎駿、父子相克。

手塚治虫の新宝島(復刻版)を購入。宮崎駿は、本書がその後の日本漫画界に与えた影響を認めつつ、手塚が作ったアニメーションは、ヒューマニズムを売り物にしているが為詰まらない、と切り捨てる(09年4月読売新聞インタビュー)。雑多で、夢があって、しかし本…

池田晶子の絶縁状。

池田晶子さんからの絶縁状を受け取った。池田さんは自著への読者からの手紙にまめに返信されたと聞く。 残念ながら僕は池田さんの生前にご自身へ手紙を書くことはなく、 どんなにしょうもない感想でも、自身の心からの感動と感謝(それがあることに関してだ…

中村元氏のこと。

哲学者・仏教学者の中村元氏のことを知ったのは、やはり池田晶子さんの著書、”魂とは何か”からであった。”学問の仕事は、あくまでも、体験を論理により普遍化することにある。そうでなければ、学問をする理由がどこにある。” 魂とは何か P.195 『古い名前ー…

裁判員制度。

裁判員制度が始る。この制度が出来た理由がどうも腑に落ちない。そうだそうだおかしいよな、という文章には良く出会うが。昨日の読売新聞(名古屋版)に、いわゆる専門家の意見を見つけて、そうか、そういうことになっているのか、一般的には、ということが…

車のこと。

若い人、つまり学生や就職後間もない人たちの間で車の購入意欲が落ちているという。車の魅力を知ってほしい、などと車メーカが知恵を絞るが、人の考えたことに素直に何も考えず乗っかる、というのもなんだか芸がない。連想するのは麻生総理。マンガ好きであ…

池田晶子さんとネット。

”14歳からの哲学”等を世に出されたトランスビュー代表の中嶋廣さんの文章を読む機会があった。池田さんはやはりネットのことがお嫌いで、だからネットで文章を綴るのは気が進まない、と。亡くなられた直前の1月20日に実施された最後のサイン会、『14歳の君へ…