夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

三つ、であること。

最近、3つにまとまった存在、表現が気になっている。

 

どうも、3、という状態は、バランスがいいようなのだ。

 

さまざまな3つの表現、立場、言葉が思い出される。

 

三位一体。

真善美。

サット、チット、アーナンダ(存在、意識=気づき、至福)。

神、精霊、神の子。

ヘーゲル弁証法、正反合というのもあった。

 

3人寄れば文殊の知恵、というのもある。

 

3つであることで、バランスがよく、そして最終的に一つに集約されていく予感がある。

 

最近読んでいる、ラマナ・マハルシの伝記の中でも、以下の記述を見つけた(P.145)。

ブラフマンは実在である

宇宙は非実在である

ブラフマンは宇宙である

 

宇宙がブラフマンから区別されて知覚されたとき、その知覚は偽りであり、幻想である。

幻想は真我として体験されたとき実在であり、真我から区別して見られたとき幻想となるのである。

 

頭で理性的に読むと一見感じる矛盾。

 

その矛盾をうけとめ、抱き、感じているなかに、

 

ぼんやりと浮かんでくるような真実。

 

全ては、一つである、ということ、

 

なのであろう。

 

ラマナ・マハルシの伝記―賢者の軌跡

ラマナ・マハルシの伝記―賢者の軌跡