夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

魂、とはなにか。

魂。

 

英語ではSOULとなるのか。

 

池田晶子さんの没後纏められたアンソロジーが3冊、

 

タイトルはそれぞれ、

私とはなにか、魂とはなにか、死とはなにか、である(順不同)。

 

池田さんが大文字で考えられてきた事項であろう。

 

ケン・ウィルバーによると、魂とはスピリットに至る直前の

目撃者の最後の微細な内部収縮である、という。

 

私があり、魂があり、死があり、そして禅でいう”大死”がある。

 

そののちに一であり、全である”スピリット”に還り、たゆたい、やすらぐ。

 

順番はちと違うかもしれないが、段階を経て、その流れであるように思う。

 

池田さんの”魂とはなにか”P.130には、池田さんが大好きな、私も大好きな

”読者からの手紙”がある。

 

池田さんに届いた皆さんからの手紙、直截である。

 

池田さんも直截で、それがシンクロし、響きあい、そしてなんだか楽しく、

読んでいて大変楽しい文となっている。

 

同じものを見ているもの同士の密かな確認。

池田さんは”同じものを見ている”つつましい一群のなかでは

 

灯台のような、光を放つ存在であったと思う。なぜなのか、そうなのだ。

 

灯台にあつまる

そう、

 

魂たち、

 

そんな絵が浮かんだ。