魂。
英語ではSOULとなるのか。
タイトルはそれぞれ、
私とはなにか、魂とはなにか、死とはなにか、である(順不同)。
池田さんが大文字で考えられてきた事項であろう。
ケン・ウィルバーによると、魂とはスピリットに至る直前の
目撃者の最後の微細な内部収縮である、という。
私があり、魂があり、死があり、そして禅でいう”大死”がある。
そののちに一であり、全である”スピリット”に還り、たゆたい、やすらぐ。
順番はちと違うかもしれないが、段階を経て、その流れであるように思う。
池田さんの”魂とはなにか”P.130には、池田さんが大好きな、私も大好きな
”読者からの手紙”がある。
池田さんに届いた皆さんからの手紙、直截である。
池田さんも直截で、それがシンクロし、響きあい、そしてなんだか楽しく、
読んでいて大変楽しい文となっている。
同じものを見ているもの同士の密かな確認。
池田さんは”同じものを見ている”つつましい一群のなかでは
灯台のような、光を放つ存在であったと思う。なぜなのか、そうなのだ。
灯台にあつまる
そう、
魂たち、
そんな絵が浮かんだ。