夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

父母未生以前。

禅語に父母未生以前、というものがある。 不思議な言葉であるが、わかりやすく気づきを誘う言葉でもあるだろう。 ふつうは思わない。 自分は父母から生まれた。祖先があり、繋がって生まれてくるのが生命だ。 これはいかなる生命、あるいは存在でもあること…

サマーディ。

弟子 サマーディ(三昧)はなにかの役に立つものでしょうか? また、サマーディにあっては何かの想いが存在するのでしょうか? マハリシ サマーディだけが真理を示すことができる。 想いは、実在にヴェールを投げかける。 それゆえに、サマーディ以外の状態…

私とは肉体である。

池田晶子さんの反語的名言。 この語のまえに”いっそ、こう思ってはどうか”という語が付くのだが。 アンチエイジング。 年齢不相応に若い。 これらには浪漫(笑)ありますよね。 なんて書いていてもこの私、”私とは肉体である”を日々標榜し、 いちにち1万歩を…

宗教的精神と、宗教を信じる精神。

宗教的精神と、宗教を信じる精神とは、まったく別のものである。 宗教的精神は、その社会の文化から心理的に自由である。 いかにして神と出会うか クリシュナムルティ P.25 人は生まれて、いわゆる”物心がつ”くと、その人が”たまたま”うまれついた環境に気づ…

夢とはなにか。

夢おち、ということばがある。 あまりいい語感ではない。 だいたいは、まとまりきらない、とっちらかった、大風呂敷の話を 強引に落とすときに無理やり全部夢でした、 としてまとめる手法のことで、 オハナシとしては下の下、という印象がある。 ”夢でしか落…

肉体、とはなにか。

肉体。 言葉を慣れ親しんで使っているなかで、 ふと言葉、あるいは漢字に含められた、成り立ちに関わる 先人の想い、というようなものを感じることがある。 例えば ”自分”。 これは池田さんもどこかでおっしゃっていたように思うが(どこだったかな)、 ”だ…

「私を見よ」

出エジプト記33章20節 また言われた。『あなたはわたしの顔をみることはできない。人はわたしを見て、なお生きていることはできないからである』」 この癖、”新年にはなんとなく改まった感じがする”を楽しんでおります。 会社勤めは実は時間通りに動くので…

宗教とはなにか。

”私”の”こころ”を探ってみると、 そこに”宗教アレルギー”がある。 より正確に言うなら、”宗教を理由とする組織に入ることにより、布教や献金を強制される、あるいは”自発的”にするようになること、および自分や家族がその時間をこれまた強制的にそうしたもの…

ディストピア、ユートピア。

私とは何か さて死んだのは誰なのか 作者:池田 晶子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/04/02 メディア: 単行本 次官が事実上更迭された。 日々このブログに良いと悪いはない、時間も空間もない、 と世迷い事を書き散らしている身で、この世のしんどいこ…

善い、とはなにか。

善い。良い。悪い。 良い、ということばを口にすると、 心の奥底で不安が兆す。 あ、この状態がなくなると、この私・気持ち・意識はいやだと思うだろう。 なくなることへの不安。 これは嫌な形をとった、”甘美なる意識の餌”。 意識はそのゆらめきを食べて存…

欲望と恐れ。

質問者: 何が事実なのでしょうか? マハラジ: 純粋な気づきのなかで、欲望と恐れから影響を受けずに知覚されたことが事実なのだ。 アイ・アム・ザット 私は在る ニサルガダッタ・マハラジ P.120 エゴ、或いは意識、”私”ではない私、いろいろな言い方はある…

起きることは全て正しい。

そういう言葉がある。 さまざまに受け取れよう。 運命論的諦念。しかたない、あきらめよう、という受け取りが第一に来るかもしれない。 だがすこし残念だ。人として、人生を過ごしているこの瞬間を、外的要因で決められるものとしてあきらめている部分がある…

第3の目。

手塚治虫に”三つ目が通る”というマンガがある。 額の真ん中に裂けるように開く目もある。 写楽(だったかな)のは丸かったが。 目に見える外的な全てに注意を払い、 同時に内面にも注意を払うのだ。 P.252 ”それ”は在る 通常、人は自分の身体を境に、内側と…

三つ、であること。

最近、3つにまとまった存在、表現が気になっている。 どうも、3、という状態は、バランスがいいようなのだ。 さまざまな3つの表現、立場、言葉が思い出される。 三位一体。 真善美。 サット、チット、アーナンダ(存在、意識=気づき、至福)。 神、精霊、…

夢とは、何か。

胡蝶の夢、という物語がある。 池田晶子さんの著作を読むと、池田さんが夢、というものに いわば”ひっかかって”らっしゃったという印象がある。 翻って自分。 夢は、夢、という印象である。 つまり、 睡眠時、脳がいわば”眠った状態”で”現実”に反応する必要…

善悪は、無い。

全てがグラデーションであり、 境界は本来無い、という気づきは、当たり前のようではあるが、言われて気づくことでもある。 時代による変化。進化か、退化か、というジャッジもまた、裏に”善悪”の発想がある。 楽園喪失、アダムとイヴが知恵の実を蛇(アダム…

纏めると。

よく聴くがいい。 まず、思考について話そう。 思考とは、過去の知識の寄せ集めに他ならない。 思考は、決して現在である(今ここ)を知らない。 思考は(今ここ)を知ることができない。未来と過去について考えることはできる。 未来について考えていたこと…

意識とは何か。

意識とはどう定義すべきであるか。 ユングのいう集団的無意識、というものは、感覚的には超意識的というか、 精神の普段ある領域でのアップデートされる共通的なもの、という印象もあるし、 あるいはいわゆる太古からの動物的記憶、DNAへの記憶(記録)とい…

執着とはなにか。

執着の反対語はなんであろうか。 ドクサの強い語である。 語に接するだけでも、なんらかの”執着”を自我に感じるほどの パワーのある語である。 今のわたしの気分では、たぶん”手放す”だ。 反対語、というものは、語が別々である、という意味だ。 非二元的に…

死とは何か。

池田晶子さんが、問い続けたこと。例えば、最近よく引用させて頂く、ホーキンズ博士の本、"私"にはこうある。(p.338) 死とは、自己として同一視していたものをなくすことを意味しています。したがって、死にはさまざまな階層があると言えるでしょう。肉体の…

高貴であること、純粋であること。

他者からどのように思われようとも、 無邪気な子供のように純粋に楽しめるなら、なんであれそれをするがいい。 起きることが起きるなら、あるがまま起こさせなさい。 高貴な存在になろうとせず、純粋な存在で在りなさい。 そこに善悪はない。 P.459 ヘルメス…

怒りと妬み。

池田晶子さんの文章がなぜにこれほど好きなのかというと、 例えばこの文章、 誰もが同じようにいい目に会って然る「べきだ」。でもそれは無理だ。才能と努力は、皆違うのだもの。最初にそれを認めない限り、やがて人は、才能や努力それ自体をも妬むようにな…

版画展に行った。

上野の東京都美術館で開催中の第87回日本版画協会版画展に行った。 美術館に行くときは基本やはり企画展が中心で、有名画家のメイン絵画を前に、 ああ、これがあの有名な。。 と仰ぎ見るのも嫌いではない。 私は見るものは主にマンガから来ているので、抽象…

考える狂気。

しかし、この、世の中には自分にはわからないことがある、ということをわかるだけでも、実は十分なのだ。自分にはわからないことがあるということさえわかっていない人は、決して進歩しない。それ以上考えることがないからである。 P.105 睥睨するヘーゲル …

カルトとグノーシス。

グノーシスのことを初めて意識したのは、ヘルマン・ヘッセの”デミアン”を読んだ時であった。 デミアンはヘッセ自身を彷彿させるこの物語の話者、シンクレールに酒場でこう語る。 そしてーいつか読んだことがあるがー放蕩者の生活は神秘主義者になる最上の準…

わたしと”私”。

経験をした、記憶としての私は、そのときのままとしては無い。 今、思い出す私の中にある。 また、今の結果としての将来の私はあるが、 それもまた今思っているものだ。 これは当たり前であるが、そのことはそうだ、と思っていないと、ぼやける。 過去の自分…

全てに注意を払う。

海外に行くことがある。 特に初めての場所。全てが目新しく、きらきらしている。 あるいは、興味深い。 貴重な経験、見落としてなるものか、と感覚は前後左右に触覚を伸ばす。 海外に限らない。新しい場所ではよく起きることだ。 だが、数回行くなら、そこに…

睥睨するヘーゲル。

を読んでいる。 池田晶子著、94年に雑誌”正論”へ記載された文章を嚆矢とする。 本は読む時期、読む”自分”によって”読め方”が違うという。一読驚異、”ああ、池田さんはあのことをこうおっしゃっていたのか!!” 完全にわかってらっしゃる。そしてそのことを…

諸行無常と色即是空。

散歩で橋を渡るとき、河を眺めつい思う言葉、 行く川の流れは絶えずして、しかも同じ水にはあらず。 ワンパターンだなあ、と思いつつ、なんとなくこのフレーズが頭をよぎる。 水をモチーフに、全ての目前に生起する出来事は、この”時間”と”空間”のなかで常、…

存在とは何か。

2001年哲学の旅―コンプリート・ガイドブック 作者: 池田晶子,永沢まこと 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2001/03/01 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (17件) を見る 池田さん流の "言え言え” が久しぶりに読みたくなってこ…